新国立劇場 オペラ「修道女アンジェリカ」にコンヴェルセ役で出演


2005年11月5日& 6日 両日公演
新国立劇場中劇場
文化庁・芸術団体人材育成支援事業
オペラ「修道女アンジェリカ」
(G.プッチーニ)に助修女コンヴェルセ役で出演
指揮 菊地彦典
演出 岩田達宗
管弦楽 東京ニューフィルハーモニック
管弦楽団
主催 日本オペラ団体連盟

 
 
オペラ「修道女アンジェリカ」
プッチーニのオペラ三部作の中の第2番目の演目で、再会を夢見た我が子の死を知った母の深い悲しみと絶望を表した作品。
出演者全員が女性であり、キャストの殆どが修道女ということで個性を出す事がなかなか難しく、役作りの面ではかなり苦労した。私の演じた助修女コンヴェルセとは、正確に言えばまだ宗教者にはなっておらず、見習い中
の見習いの身である。役の中では一番幼く、歳で言えば14,5歳といったところである
(自分が中学生だった頃を思い返して
みた…)

 中学生といえば、大人への憧れや関心を持ち始める時期でもあるが、本来はまだ幼さを持ち、純粋な思いがとても強い時だ。物語でも冒頭に今年一番の春の知らせを告げる「鳥」を見つけ、(実はこれが物語の流れとなる重要
な始まりとなる) 無邪気に喜ぶ助修女。
見た物、聞いた物全てに感動し、まだ俗世界の名残りが残っており、礼拝への遅刻の常習者で、いつも修道女長の頭を悩ませる問題児である。罪の意識に苛まれながらも
悪気無くいつも同じ過ちを繰り返す。典型的な幼さの強みを持ったキャラクターである。

曲及び作品全体を理解する全てのヒントは
楽譜にあるが、特にプッチーニは人間のあらゆる感情(喜怒哀楽)を大変分かりやすく表している。それが演技にも繋がるヒントになり、舞台が作られていく。

オペラは人間の全ての感情があり、それらを舞台を通して世の中に伝達する。
まさに現代のワイドショーではない
だろうか。
 
オスミーナ役の森裕美子ちゃん
彼女の芸達者ぶりにはホントに頭が
下がります。
このオペラの共演を通じて、今では
大親友です🎵
アンジェリカ役の渡辺ローザちゃんと
ローちゃんの頑張りに
幾度刺激を受けたことか!
色々支えてくれて感謝です
公爵夫人役の三輪さんと。
三輪さんは名古屋から稽古に通われて
いました
 
 

演出の岩田達宗さんと
マエストロの菊池先生を囲んで
終演後の打ち上げパーティ🎶

Welcome to the website of Yukako Aoyagi🎶

クラシックミュージックアーティスト 青柳有香子の活動報告です♪